宝塚第一病院 先輩看護師

病院にかかわるすべての人を感染から守り、患者さんが安心して治療・看護を受けることができるように、組織横断的にICT（感染防止対策チーム）として活動しています。
また、地域に密着した病院として宝塚健康福祉事務所と連携しながら、近隣の医療機関、医師会、高齢者施設等、地域で顔の見える関係性を構築し、感染対策のコンサルテーションを受けています。2017年に日本看護協会が行う特定行為研修『感染症管理モデル』を修了したことで、医師と連携しながら感染症の早期発見と感染症診療にも介入しています。

普段は地域包括ケア病棟で勤務し、週１回は認定看護師として活動しています。

活動日は、BPSDやせん妄、介入困難な事例で相談があった患者様や、認知症看護が必要な患者様の情報を収集し、実際に患者様を訪問します。そして、認知症チームの医師と介入方法や必要時は薬剤の調整を検討、その結果を持ち各階で認知症カンファレンスを実施しています。当院は入院患者のほとんどが高齢者で認知症を持つ患者様も多く、認知症看護がとても重要です。できるだけ認知機能を低下させないこと、残存機能を維持すること、そして、治療が円滑にすすみ住みなれた場所に戻ることを目標に認知症看護を病院全体で取り組めるよう実践しています。